いま私たちは、ほぼすべてのグローバルコミュニケーションを「英語」を用いておこなっています。旅行でも学問でもビジネスでも世界の共通語は「第二言語としてのグローバル英語」です。この事実を否定することはできません。問題は、世界の共通語であるグローバル英語の規準を決めているのが「ネイティブ英語」の使い手たちであるということです。

 

現在の世界の人口は78億5000万人。そのうちネイティブ英語の使い手は4億人ほど。4割る78.5は約0.05。つまり、現在の世界では5%の「ネイティブ英語」の使い手が、残りの95%の「第二言語としてのグローバル英語」の使い手のグローバルコミュニケーションの規準を決めているのです。これは誰がどう考えてもおかしなことです。おかしなことは変えなければなりません。

 

ではそのために何をするべきでしょうか。それは95%のグローバル英語の使い手がみずからの手でグローバル英語の規準を決めることです。

 

成瀬塾はその実践の場です。成瀬塾では「こころの翻訳」モデルを用いて日本語の世界とグローバル英語の世界をつないでいきます。モデルのプロセスの最後のほうに「グローバル英語ファイナル」という工程がありますが、これが私の考えたグローバル英語の規準設定です。ここまで到達ができればグローバル英語の使い手として十分だということです。この基準に対して英語ネイティブとしてはいろいろと言いたいことがあるでしょうが、それは関係がありません。

 

そしてその後、「ネイティブ英語」の習得にまで進んでいきたい場合には、次の「ネイティブ英語との比較分析」という工程に進みます。実際のところ、社会ではネイティブ英語による支配がいまも続いていますので、ネイティブ英語をマスターすることには実利面で大きな利益があります。たとえば日英翻訳でお金を稼ごうとするならば、このことは避けることのできない現実です。

 

ただ、もとの話に戻りますが、私の野望はあくまでもグローバル英語における規準の確立です。成瀬塾では英語の「グローバル規準」について具体的なかたちでご紹介をしていきます。

​成瀬由紀雄