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The team members, who looked happy after their victory, were cheered by the fans.

 

 

【解説】

The team membersがこのセンテンスのトピックであると想定します。その場合、日本語のトピックマーカーである「~は」を使って「チームのメンバーは、」にします。Theをどうするかですが、日本語の場合は、すでにみんなが知っているチームであっても「そのチーム」とする必要がないことが大半です。いずれにしても文脈が決まらなければ訳しようがないのですが、ここでは何もつけないままにしておきます。もちろん「その」をつけても間違いではありません。theの翻訳の場合、間違っている、いないという判断は基本的にできないと思ってください。

membersという複数形についてもtheと同様です。日本語の場合、複数形だからといって「~たち」とする必要は必ずしもありません。ここでもtheと同様、何もつけないままにしておきます。

次のwho looked happy after their victoryは、the team membersというトピックに対する第一コメントにあたるします。「Aは、Bだ」のかたちです。そのかたちで訳せばよいでしょう。their victoryのtheirも日本語では特に表現する必要はありません。英語ではこうした代名詞の表現が言語の特性として必要となりますが、日本語では不必要です。表現すれば逆にまわりくどい表現になります。

were cheered by the fansは、the team membersというトピックに対する第二コメントです。ただここは受動態を能動態に換えてthe fans cheered the team membersとすると、日本語としてスムーズになります。このような受動態と能動態の入れ替えはよく行われます。ただし、それが「~る」と「~れる、られる」との対応ではないことに注意してください。

以下、直訳から創作訳まで3つの訳文パターンを示しておきます。

 

【参考訳文】

そのチームのメンバーたちは、彼らの勝利の後、幸せそうにみえたが、そのファンたちによって祝福された。
    ↓
チームの選手は、勝利を喜んだ。ファンは、彼らに歓声の声を送った。
    ↓
チームが勝ち、選手は歓喜した。ファンも喝采を送った。

【心の英日翻訳〈演習編〉】

(サンプル原稿)