日本の大学の英語教師諸君、もう少し日本語の勉強をしなさい。
東大入試英作文問題の日本語
「今の小学生あたりに、昔は電気を使わない、木でできた冷蔵庫があったのだと言っても、たぶん信じないであろう。」
に対する、サイマル翻訳準備クラスのAさんの解釈。
「昔は電気を使わなかったし、木でできた冷蔵庫もあったと、いまの小学生あたりにいっても、たぶん信じない」。
彼女がいうには「昔は電気を使わない、」と読点が打ってあるのだから、ここまで読んで意味が一段落するのは当然のことであり、そうではなく、もし「電気を使わない木製冷蔵庫があった」といいたいのならば(参考書によると、これが「正解」のようです)
「今の小学生あたりに、昔は木でできていて電気を使わない冷蔵庫があったのだと言っても、たぶん信じないであろう。」
でないと、日本語としておかしいとのこと。なるほど。
こうした間違った読点の打ち方は、東大の問題だけではなく、非常に多くの大学の英作文問題の日本語に見られます。日本の大学の英語教師諸君、もう少し日本語の勉強をしなさい。