英語学習はリハビリの一種である。

英語学習はリハビリの一種である。思うように動かない舌、耳、頭。日本語であれば苦もなくできる会話、作文、読解、聞き取りが英語ではほとんどできない。あせる心、自分に対する失望、周囲への羞恥。障害を発症した時となにも変わりはない。 したがって英語教師とは一種のリハビリ医師である。ゆえに英語教師は患者(生徒)に適切なリハビリ指導を行うに十分な高度なリハビリ知識と技術を持っていなければならない。 だが現実はそうなっていない。本当のリハビリ医師に匹敵するほどの英語リハビリ治療の高度な知識と技術を持っている英語教師などまず存在しない。なによりも本物の医学の世界と違うのは、英語教育の世界では医学部に匹敵する教育機関が存在せず、したがって英語教師は英語リハビリ治療のための体系的訓練を受けてきていないということだ。いまの英語教育現場を医療現場に例えるならば、医師教育を受けたことのないニセ医者ばかりという状態である。 解決方法はただひとつしかない。本当のリハビリ医師に匹敵する英語リハビリの高度な知識と技術を持つ英語教師をなんとしても多く育てることである。そのためには医学部に匹敵する英語教育者の養成機関が存在しなければならない。この点が解決しないかぎり日本の英語教育に進歩などない。そしてこのことを踏まえない英語教育議論などただのお笑い種である。

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