January 7, 2019

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30代以上の日本人なら誰もが知っている水戸黄門の決め文句。英語にすると、どうなるでしょう。

You! Control yourself! Take a good look at this insignia!

「ええい」は、You!。「お前たち!」のニュアンスです。

「静まれ」は、Be quiet.ではだめ...

「ええい、静まれ、静まれ。この紋所が、目に入らぬか!」

September 28, 2017

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学校英文法に欠けている2つの認識

June 26, 2017

先のブログで述べたように現在の学校英文法には日本人英語学習が英語をマスターする道具としては本質的な歪みと欠陥があるのですが、なぜそのような歪みと欠陥が生じたのかといえば、次に示す2つの認識が現在の学校英文法には欠けているからだと考えます。

 

現在の学校英文法に欠けている第1の認識は、私たちは英米人ではなく日本人であるという認識です。これについては前のブログで述べたとおりです。すなわち学校英文法とは、じつは英米で英米人のためのつくられた英文法をただ無批判にコピーしたものに過ぎず、その結果として日本人英語学習者にとって本当に必要なことがカバーできておらず、逆に日本人英語学習者にとっては特に必要でないことが数多く含まれています。

現在の学校英文法に欠けている第2の認識は、私たちが英文法を学習する目的は英語を言語として解明することにあるのではないという認識です。私たちは言語学者や文法学者になるために英文法を学ぶわけではありません。私たちが英文法を学ぶ目的は別のところにあります。

 

私たちが英文法を学ぶ目的は、英語が英語人の思考や意識や感情をいかに生み出して表現しているのかを理解し、その理解を実践の場で活かすことです。つまり英語の「心」を理解して、英語の心で他者の心とつながることです。

 

私たちが英文法を学ぶのは、私たちが日本人以外の「心」を正しく知るためであり、そのうえで私たちの「心」との交流を図るためです。「言語学習のための文法理論や文法教育とは人間の心と心をつなぐためにある」というこの認識が、現在の学校英文法からすっぽりと抜け落ちています。

 

近代(デカルト以降)の人文分野学問の致命的な欠陥は「客観的であることが真理を生み出す」という理念のもとに学問体系から人間の心に関する考察を完全排除してしまったことにあります。人間を、心を持つ存在としてではなく自然物のひとつとして扱うのが近代科学の原点であり、言語研究を含む人文学門もその軍門に下ってしまったのです。

 

人文学門におけるこうした歪んだ学問的方向性はいま徐々に修正されているところではありますが、残念ながら英語教育の場にはその動きはまだ届いていません。そのために「人間の心」を考察の中心に据えた英文法体系は(そして日本語文法体系も)まだほとんど手つかずの状態にあります。

 

しかしながら私たち日本人が英語を学ぶということの原点には、日本人以外の「心」を正しく知り、そのうえで私たちの「心」との交流を図ることにあります。したがって私たちは英文法を英語という言語を単に客観的実在として科学的に分析理解するための道具として位置づけてはいけません。そうではなく、異なる文明に生きる人間の心と心をつなぐための道具として位置づけるべきであり、そしてそのための新しい英文法体系をつくり出していかなければなりません。私の「心の英文法」「心の日本語文法」はその先駆的動きの1つだと考えていただきたいと思います。

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