英作文学習にネイティブチェックなどいらない。
英作文学習に「ネイティブ」チェックなどいらない。
「ネイティブ」などという曖昧模糊たるカテゴリーの人間に対して、自分の分身であるべき文章をみずから検閲に差し出して訂正を乞うなどといった行為は、西欧崇拝と自己卑下と奴隷精神がなせる業以外の何物でもない。それは、たんなる無知で愚かで自己否定に満ちたマゾヒストのすることである。
英語関係者の中には自分はネイティブチェックを受けずに英語で文章を発表しないなどと誇らしげにいっている人間もいる。北海道大学ではそうしたコメントをなんと入試問題に利用している。そういった輩は自分が英米人の奴隷になっていることにまったく気づいていない。気づくだけの知性がない。
問題は、そうした愚かな連中が、英語教育や翻訳実務のなかで自分達の西欧崇拝と自己卑下と奴隷精神とを他者にも押し付けることである。そして、それがまんまと成功していることである。ここに現在の日本の英語教育や翻訳の本当の病根がある。