国際英語で許容される誤用は、具体的にはどのようなものなのか
先の投稿で、英語ノンネイティブは国際英語を利用するうえで一定の誤用をおこなえる「権利」を持っており、英語ネイティブはそれを許容する「義務」があると、述べた。
では、そうした許容されるべき「一定の誤用」とは、具体的にはどのようなものなのか。
いくつか例を挙げよう。単数形/複数形の誤用やtheの用法のミスは、英語ノンネイティブにとって「権利」なのだろうか。現在形三単現のsの付け忘れについてはどうなのか。過去形と現在完了形の取り違いは許されるのか。分詞句の意味上のSubjectとSentenceの実際のSubjectとの食い違いをどう評価するのか・・・。
英語ノンネイティブの誤用の正当性を主張するとすれば、こうした具体的な諸項目について、それぞれ細部にわたるまで徹底的に分析をする必要がある。そうした分析は、国際英語での一定の誤用に対する理論的裏付けとなり、またそれを英語ネイティブに納得させるための武器にもなるはずだ。