【けっこう知られていない英作文の常識 その4】

従来の学校英作文の指導では「間違いのないきちんとした英語を書くこと」という目標が(暗黙裡ではあるが)設定される。この場合の「英語」とは「ネイティブ英語」のことを(暗黙裡に)指している。

これはじつに馬鹿げた目標設定である。なぜならば大学教師を含む日本人英語教師のほぼ全員が「間違いのないきちんとしたネイティブ英語を書くこと」能力など持っていないからである。もちろん私もそんな能力は持っていない。またその能力を持つ努力を重ねるつもりもない。そんな意味のないことに人生の大切な時間を消費するのは愚か者の所業である。なおネイティブ英語教師の一部(全員ではない)は間違いのないきちんとしたネイティブ英語を書く能力を持っているが、彼等は日本語のことを知らないので、単に我々の書いた英文がネイティブ英語として間違いかどうかを指摘できるだけのことである。これは学習指導と呼ぶに値しない。

要するに「間違いのないきちんとしたネイティブ英語を書く」という目標設定そのものが間違いなのである。最初のボタンを掛け違えているのだ。この目標設定を保持しているかぎり、日本人のための英作文教育にこれからも進歩はない。ゆえにこの目標は破棄されなければならない。

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