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January 7, 2019

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30代以上の日本人なら誰もが知っている水戸黄門の決め文句。英語にすると、どうなるでしょう。

You! Control yourself! Take a good look at this insignia!

「ええい」は、You!。「お前たち!」のニュアンスです。

「静まれ」は、Be quiet.ではだめ...

「ええい、静まれ、静まれ。この紋所が、目に入らぬか!」

September 28, 2017

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日本語文法の本をご紹介

December 20, 2017

今回は日本語の文法書のご紹介をする。英文法と同様に日本語文法にも様々な文法モデルがあるということについては私の書いた『心の日本語文法』をご覧いただきたいが、今回の紹介ではそうした枠を取り払って、私が読むに値すると考える日本語文法書をレベル別にご紹介する。

 

【初級者向け】

『日本人のための日本語文法入門』(原沢伊都夫、講談社現代新書)

最初に読むべき日本語文法書。原沢さんは現役日本語教師であり「日本語文法」モデルに沿って論が展開されている。誰にもよくわかる書きっぷりで内容的にも優れている。

 

『日本語に主語はいらない』(金谷武洋、講談社選書メチエ)

金谷さんはカナダのケベック在住の日本語教師の方。主語論争での一方の旗頭であり、三上章の業績の再評価にも大きく貢献された。本書はその内容も卓越したものとなっている。

 

『新しい日本語学入門』(庵功雄、スリーエーブック)

庵さんは日本語文法学者。「日本語文法」モデルが学者としての観点からうまくまとめられている。

 

【中級者向け】

『現代日本語文法』(小池清治、ちくま学芸文庫)

小池さんは文法だけではなく日本語全体に対する知識が非常に深い方。学者としては国文法の流れを汲む文法論を展開。中級者以上であればきっと非常に面白く読めるはず。

 

『日本語概説』(渡辺実、岩波書店)

渡辺さんは日本語研究の世界にそびえ立つ巨峰の一人。この本は一般書として書かれているので非常に読みやすく、文法だけではなく日本語全般について多くのことを学べる。

 

『日本文法学の系譜』(山田潔、昭和女子大)

山田さんは国文法の流れを汲む国語研究者。この本は明治以降の日本語文法界の巨峰である山田好雄、時枝誠記、渡辺実、三上章の文法論についてコンパクトにまとめたもの。他に類のない良書。

 

『国語文法論』(渡辺実、笠間書院)

渡辺実自身がみずからの珠玉の業績である『国語構文論』をコンパクトにまとめたもの。同時に橋本文法や山田文法などその他の文法モデルとの対比も行われている。中級学習者には必須。

 

 

【上級者向け】

『日本文法学概論』(山田孝雄、実文館)

日本語文法研究の原点ともいえる本。研究者ならば必ず読まなければいけない。古本サイトを探せば手に入る。

 

『国語学原論』(時枝誠記、岩波文庫)

これも日本語文法研究者ならば必読。現在は岩波文庫に収録されている。

 

『国語構文論』(渡辺実、塙書房)

私の一押し中の一押し。なぜこの本が(渡辺の業績が)それほど脚光を浴びていないのかが私には不思議でならない。古本サイトを探せば見つかるはず。

 

『象は鼻が長い』(三上章、くろしお出版)

これもまた日本語文法研究者の必読書。簡単そうみえるが、簡単にわかるような本ではない。何度も読み込むべし。

 

『現代日本語の構造』(南不二男、大修館書店)

これもまた研究者の必読書。これも簡単にはわからない。何度も読み返すべし。

 

『比較日本語論』(柳父章、日本翻訳センター)

翻訳研究者にとってまさにバイブルのような本。この本の内容がまともに研究・継承されていないことが、現在の翻訳業界の堕落につながっているといって過言ではない。翻訳者は全員読むべし。

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