知識人、カネと力はなかりけり。

沼野充義、鳥飼玖美子、阿部公彦、大津由紀雄といった言語研究・実践領域での数多くの「本物の知性」たちが口をそろえて現在の英語教育の方向性を「国難」だと断じている。にもかかわらず、事態は間違いなく更に悪い方向へと着々と進んでいる。

私も、現在の英語教育のあり方は間違いなく国難だと思う。このままだと沼野さんのいうとおり「英語がペラペラになる前に日本語が滅びる」ことだろう。

そこで、本物の知性を持つ皆さんは、こうした世の中の流れをなんとかして止められないかとお考えのようだが、私はそれは無理だと思う。残念ながら「本物の知性」には、民衆が主導する世の中の大きな流れを変えられるほどの力はない。知識人、カネと力はなかりけり。

ただ、世の中の大きな流れは変えられないにしても、その流れから身を避けて小さな流れをほそぼそと維持しておくことは、カネも力もない知性の人でも可能だと私は信じる。というか、信じたい。そしてそれができるのは、大学などの公教育の場ではなく、私塾なのだと考える。

ということで、沼野さん、鳥飼さん、阿部さん、大津さん、ぜひぜひ私塾をひらいてください。

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