『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』は必読の書
新井紀子さんの『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』
を読んだ。こんな明解かつ面白く、今後の方向性をきちんと示してくれた本に出会ったのは、数十年ぶりかもしれない。
AIには、文章の意味が理解できない。それは数学が本質として持つ限界であるから、いくらAI技術や処理パワーが爆発的に進化しても変わらない。だが、いまの(学生を含む)日本人の文章理解力は、じつはAIと変わらない。いまの(学生を含む)日本人の文章理解力は、じつはAIのレベルと変わらない。つまり、文章の意味をまともに理解できない水準である。ゆえに、きわめて近い将来に人間労働力がAIに置き換えられる大失業時代がやってくる。これを早急になんとかしなければならない、というのが、新井さんの主張の骨子。
できるかぎり多くの人に読んでいただきたい。