成瀬塾通信 no.11 読者の方々からのコメントをご紹介

成瀬塾通信の発行もno.10に到達。ひとくぎりです。ここまでの通信内容に関して、読んでくださっている方々から、いくつかのコメントをいただきました。それぞれにとても楽しく、興味深く、そして勉強になるコメントばかりです。コメントをお送りいただいた皆さん、本当にありがとうございます。

今回のno.11では、皆さんからいただいたコメントのなかから、いくつかのコメントをピックアップしてご紹介させていただきます。直近のものから、順にさかのぼっていきます。

☆☆☆

「成瀬塾通信 no.9 英語学習はまず「読み書き」から」に関しては、次のようなコメントをいただきました。

まず1つめ。ロンドンなど海外での生活が長く、現在はシンガポールにお住いの方からのコメントです。

海外に暮らして常日頃感じるのは、英語をペラペラと話すことではなく、英語で自分の考えをきちんと伝えることが重要だということです。話していて面白い人、話題が広がる人というのは、やはり知性や教養、経験に裏打ちされた会話を展開できる人であり、non nativeの人がたとえゆっくりであっても中身のある話を論理的に話すとき、国籍、民族、native、non nativeを問わず、皆、会話に引き込まれるものです。この知性や教養というのは、英会話力とはまったく別物であり、その根っこは読み書きの力と同じだ、と世界中の人が暮らすこの地で改めて実感する日々です。また、本当に頭のいいnativeの人の話は、端的かつ論理的なので、どんなに早口であっても極めて理解しやすい、つまりヒアリング力は実はあまり必要としません。

実際に長く海外生活をされている方から実感のこもったコメントをいただけました。当方としても勇気百倍です。

2つめは、現在カナダで日本人のための英語教育の研究をなされている、英語教師の方からのコメントです。

現場にいた人間としては、話す聞くができるようにではなく、読みも書きもできなくなったのが今の日本の英語教育の現状に間違いはありません。英語教育の方法論は全てやり尽くした、全部やったけど、結局、できない。だから、究極の直接法を取り入れての低年齢化ですね。文科省の役人さんは恐らく、それなりに自分は読み書きができるけど、話す聞くにコンプレックスを持っていた に違いありません。それを全日本人生徒に導入したので、高校1年生で「なんで、B動詞はあるのに、A動詞はないんですか」と質問されたことを思い出します。

最後の「A動詞」の話、こんご、私も話のネタに使わせてもらおうと思っています。

☆☆☆

つぎに、「成瀬塾通信 no.6 I am a cat.」に関していただいたコメントです。

1つめは、うえにご紹介したロンドン在住が長かった方からのコメントです。

I am a cat、私も似たような経験があります。Londonに住み始めて本屋で"A Bear Called Paddington"を立ち読みしたときのことです。小学生のころから翻訳版「くまのパディントン」が好きだった私は、パディントンイコールクマちゃんのイメージを抱いて抱いていました。ところが実際のPaddingtonは、クマのくせに!ちょっと時代がかっていて、"正統派ブリティッシュ"の雰囲気を醸し出す、なかなか癖のあるcharmingなクマだったのです。(こういうgentlemanっぽいの、いるいるっていう感じでした)。おっちょこちょいで騒動を巻き起こすくせに、大仰な雰囲気を漂わせているギャップがこの作品の最大のおかしみだったのです。改めて別の作品として読み、大いに笑ってしまいました。

私もさっそく、『くまのパディントン』と"A Bear Called Paddington"をAmazonで購入。読み始めています。

2つめは、ベテランプロ翻訳者の方からのコメントです。

I am a catには「吾輩は猫である」が持つ「上から目線」感、人間世界のあらゆる営みを上から俯瞰している雰囲気が出ていませんね。かといって、どう訳せばその感じが出るのか、悩ましいところです。記憶に残る翻訳と言えば、昔、スヌーピーの漫画を谷川俊太郎さんが訳されていました。今から思えば超訳と言われる訳出が頻発していたかもしれませんが、Peanutsの世界観がとってもよく現れていたと思います。チャーリーブラウンの望洋とした感じ、スヌーピーのお兄さんのスパイクの世捨て人風な感じがとってもよく伝わってくる名訳だったと記憶しております。私の英語との旅はあの谷川俊太郎さん訳ピーナッツから始まりました。

これもまた、さっそく『SNOOPY COMIC SELECTION』シリーズを全冊購入、読み始めています。

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「成瀬塾通信 no.5 AI翻訳は「翻訳もどき」」に関しては、翻訳関連会社に勤めていらっしゃった方から、次のコメントをいただきました。

当時、〇〇〇という自動翻訳会社のトライアルをチェックしましたが、それはそれは、酷いものでした。2年も前の話ではありますが、一生忘れません。例えば、二期ぶり増益の「ぶり」が、全部、yellow tailになっていました。それは、私がロンドンのお寿司屋さんで「はまち」として覚えた単語です(笑)。また、一株当たりの「株」が、strainになっていました。これは、ウィルスの菌株の株ですね(爆)。英語ネイティブのプルーフリーダーに見せたところ、彼女も困惑していました。見積は、品質に納得できる驚きの安さ(!)でした。

読んでいて、決算報告書の「二期ぶり増益」という文面のよこに、寒ブリが海面をぴょーんと跳ねているイラストがあるのがイメージとして浮かんできました。これ、新しいIR手法として使えるのではないでしょうか。

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