「英語革命」は「インチキ」にすぎない

日本の英語教育をテーマとしている社会学者の寺沢拓敬さんのエッセイをご紹介しておく。

https://news.yahoo.co.jp/byline/terasawatakunori/20180710-00088888/

エッセイのタイトルは「2020年に「英語革命」が起きるらしい(ただし、安河内哲也氏によれば)」。

その中味を少しだけ抜粋する。

「安河内氏をはじめとした外部試験導入推進論者は、「波及効果」のようなテスト研究の用語を使っており、一見、学術的な議論に思われるかもしれない。しかし、政策の道筋を考えた場合、きわめて粗い議論であり、学術的な根拠はないに等しい。」

「個人的には、スピード感が大事などと言って杜撰な「革命」をはじめて、その結果甚大な災厄を被る「革命主義」は勘弁してほしい。じっくりと議論を重ねて今ある制度を徐々に良いものに代えていく「改良主義」のほうがずっとマシに思える。」

「文科省によって杜撰な入試制度改革が杜撰な理屈で進められているからである。ついでに言うと、安河内氏も文科省の関係審議会の委員を務めており、政策の水路付けを行う有識者のひとりである。」

一般の人がこのエッセイを読んでも内容が少し専門的すぎて論旨がわかりずらいかもしれない。

だがこのエッセイで寺沢さんがいいたいことは非常にシンプルである。すなわち安河内哲也氏たちが提唱する「英語革命」なるものは、たんなる「インチキ」にすぎないということだ。そしてそのインチキが日本の英語教育の中枢を支配している、といことである。

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