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You! Control yourself! Take a good look at this insignia!

「ええい」は、You!。「お前たち!」のニュアンスです。

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「ええい、静まれ、静まれ。この紋所が、目に入らぬか!」

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成瀬塾通信 no.32 英語の語彙力を鍛える (2) 補遺版3 中級学習者はsynonymとdefinitionを活用せよ

July 23, 2018

英語学習の初級者はとにもかくにも1500語をまる覚えせよ、という話に続いて、では中級学習者としては英語の語彙学習をどのように進めればよいのか、について話す。まず、synonymとdefinitionの活用についてである。

 

なおここでいうところの中級学習者とは1万5000語の習得をめざす英語学習者のことである。1万5000語程度の語彙をマスターすれば、英語での仕事や研究がとりあえずこなせるからである。ただし非常に高度な仕事や研究については1万5000語レベルではまだ無理だ。大卒程度の知識を持つ英語ネイティブの運用語彙力は5万語程度と考えられる。これが上級学習者の目標値となる。

 

英語全体としての語彙数であるが、英語辞書の代表であるOxford English Dictionaryには約62万語が収録されている。フランス語の代表的な大辞書であるGrand Robertの収録語彙数が約10万語であるから、英語の語彙数はフランス語の語彙数の6倍にあたることになる。

 

このように英語の語彙数がべらぼうに多いのは、歴史的な経緯から英語の語彙が外来語であるフランス語、ラテン語、ギリシャ語などの語彙を野放図に取り入れてしまったからである。こうした英語の無秩序な語彙構造を一部のフランス人は「ヨーロッパ語彙のごみため」などと揶揄することもある(ただこれには国際語の地位を奪われたフランス知識人の妬みも少しあるのだろう)。

 

そして以上のような経緯から、英語の語彙にはsynonyms(類義語)がべらぼうに多い。基本的には同じ意味に対してゲルマン語系とラテン語系の2つの語彙が必ずある。

 

たとえば、pedestrianという語があるが、これはラテン語系の語彙で「歩行者」という意味である。そしてこれはゲルマン語系語彙でいうところのwalkerと基本的にはまったく同じ意味である。違いといえばpedestrianのほうがwalkerよりも公的なニュアンスがあるだけである。

 

しかしながら、「歩道橋」を英語でいうとすればpedestrian bridgeといい、walker bridgeとはいわない。そういっても通じるのだが、基本的にいわないことになっている。であるから、私たち英語ノンネイティブ英語学習者としてはそのように覚えるしかない。まことにやっかいである。

 

だがこれを逆にいえば、synonyms(類義語)をマスターすれば私たちの英語の語彙力が大幅に改善するということでもある。たとえば、英語の代表的類語辞書であるOxford Paperback Thesaurusのオンライン辞書でpedestrianを調べると、そのsynonymとしてwalker, person on foot, hiker, rambler, stroller, wayfarer, footsloggerという語彙が紹介されている。これらを覚えるだけで私たちの英語語彙力は大きく伸びる。

 

このなかでwayfarer, footsloggerという語彙については私も初めてみたので、今度はそれをOxford Dictionary(オンライン)で調べてみた。すると、wayfarerにはA person who travels on foot. というdefinition(定義)が出てきてくれ、footslog(er)には(especially of a soldier) walk or march for a long distance, typically wearily or with effort.というdefinitionが出てきてくれる。

 

このようにして、類語ネットワーク(つまり意味ネットワーク)を辿ることで、語彙力を鍛えることが十分に可能である。

 

なおsynonymやdefinition利用のためのツールであるが、私としてはOxford Dictionary/Thesaurusのペーパーバック版とオンライン版の併用をお勧めする。いろいろと試してみたのだが、これが私としては最も効率的かつ有効であると考えている。

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