成瀬塾通信 no.32 英語の語彙力を鍛える (2) 補遺版4 中級学習者は語源を活用せよ

中級学習者は英語の語彙学習をどのように進めればよいのかについて補遺版3ではsynonymとdefinitionの活用について述べた。この補遺版4ではラテン語/ギリシャ語の語源の活用について述べる。

たとえば、補遺版3で取り上げたpedestrianという語の最初にあるped-はラテン語のpedes = a foot(足), on foot(徒歩で)を語源とする。ペダル(pedal)のped-と同じだ。

そのほかにもped-(足、徒歩)を部分として持っている英単語は数多い。たとえばcentipede(むかで)はまさにcenti-(ラテン語の100)のped(足)だ。expeditionはex-(外へ)とped(徒歩)の組み合わせで「遠くに歩いていく⇒旅行、遠征」になる。

逆にim(否定)とped(徒歩)の組み合わせだとimpede(歩いていけない⇒足がもつれる⇒じゃまする)になる。理科系の人ならば電気のインピーダンス(impedance)という語にもつながるだろう。

上にあげたped-、centi-、ex-、im-のような主要語源は数百個ある。この数百個をまずはきっちりと「まる覚え」しなければならない。たった数百個である。がんばれ。

そしてそれらを覚えてしまえば、それを組み合わせることであっというまに数千レベルの新たな語彙力を獲得できるのだ。このように語源学習にはたいへんに大きな「レバレッジ(梃子)」効果がある。

さて教材であるが、これは角掛拓未さんという方が運営されているGogengoというサイトが圧倒的によい。これほどのサイトを一人で作成されてそれを無料公開されているというのは本当の素晴らしいことだ。多大なる敬意を表したい。なお語源辞典や語源関連学習書などをわざわざ買う必要はない。一般の英語学習者はGogengoで十分だ。

学習方法については基本1500語とよく似ている。「手で覚える」である。Gogengoのサイトには「語源一覧すべて」(http://gogengo.me/roots)というページがあり、そこでは313の語源が紹介されている。たとえば、そのなかの-able, -ible(できる、しうる)をクリックすると、それに対応する単語が現れる。そこで、その単語を手で書き写して覚えていくのである。これは本当に効く。ぜひやってみてほしい。

特集記事
最新記事
アーカイブ
タグから検索
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square

© 2018 成瀬塾