【英語ワンポイントレッスン】 英単語間のスペースは、英語としての音のスペースを表すものではない

日本語人として無意識下にまで染みついている認識のあり方が、英語学習を大きく妨げる例は、数多い。

その一例が、英語の書き言葉での単語間のスペースに対する認識だ。日本語人英語学習のほとんどが、このスペースは「音の間隔」を表していると認識している。無意識に、だ。

だが、違うのである。英語の書き言葉での単語間のスペースは、音の間隔ではないのである。すなわち、そこに音の間隔はない(基本的には)。

英語の書き言葉で明確に音の間隔の存在を表現しているのは、カンマ、セミコロン、コロン、ピリオド、パラグラフ。である。それらは、明確に音の間隔を示すマーカーである。

だが、単語間のスペースは違う。それは単語同士を区別することが本務であって、音のスペースを示すことが本務ではない。

ゆえに、英語の単語と単語のあいだには音の間隔は、基本的に存在しない。カンマ、セミコロンなどがやってくるまでは一気に続けて読んでしまうのが英語の大原則である。

それはちょうど、日本語の書き言葉を読むときには読点がくるまでは一気に続けて読んでしまうのが大原則であるのと、同じことである。

では、なぜ日本人が英単語間のスペースを音のスペースだと誤解してしまうのかというと、それは日本語の書き言葉でのスペースが音のスベースであるからである。その認識を無意識のもとに英語に投影してしまうのだ。

日本語の書き言葉は分かち書きではない。その証拠に、前の文は、「日本語 の 書き言葉 は 分かち書き では ない」などとは表記しない。

ところが、英語の書き言葉では、わずか26個のアルファベットですべてを表現しなければならないために、単語間の分かり書きが、理解のためには必須となる。

このように、そもそも英語と日本語とでは書き言葉としての特性そのものが違うのである。それが単語間のスペースとして現れていると同時に、日本語人の英語への認識面での誤解を生み出し、それが英語学習を妨げている。

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